このあいだ、帰り道で救急対応した、
名前も知らないおばあちゃんから連絡があり
会うことになったのです。
あの日の恐怖から、あんまり外に出れなくなってしまったおばあちゃん。
今日は、勇気を出して、でてきてくれたそうです。
またあんなことになったら、
またあんなに血が出てしまったら
怖いから。って。足がすくんででれないんだって。
おなかすいたでしょう?といわれ、学生街にある
中華料理屋さんで、ご飯を食べて、2時間もお話しして
最後にはお友達みたいになりました。
写真をとりましょうといったら
とても喜んでくれた。
デジカメとかカメラ付き携帯の普及で
写真の特別感は薄れてしまっているけれど、
記念のとき、ハレの日、
思い出を残したいとき、その人の姿を残したいとき。
一緒にいたなって記録
写真ってそういうものだよなっておもって、なんだか、
鳥肌が立ちました。
ぱしゃぱしゃ撮って、その場で見て削除もできる
ものすごい軽い、シャッターというよりは、
緊張感のないボタンを押しまくる毎日を省みて
心を込めて、シャッターを押そうと思いました。
そして、早速、先日撮った両親の写真も、忘れないうちに
携帯で見れるサイズに加工して、お母さんの携帯に送りました。
母も、出かけるたび写真とってというんだけれど、
なんか、はずかしくて、向き合えないんだ。まだ。
おばあちゃんと。